セリアで買った木片に色を塗ってみた話

人間の3大欲求といえば『川原できれいな石を探してみたい』『とても長いと言われているタンポポの根をきれいに抜いてみたい』『DIYでなんかいい感じのものを作ってみたい』の3つが有名ですが。
なかなかどれも面倒な上にやってみたいだけでやる意味がないので欲求を満たしたことのある人は少ないと言われています。

私も例にもれずその中の1人だったのですが、このまえ100円ショップのセリアに行ったところ水性ニスと木片と塗装用の筆が売られていたので買ってしまいました。
一緒に買った練習用の木片をいい感じに塗れるようになったら、いつかスピーカースタンドとか作っちゃおうかなーなんてウキウキで買って帰ったのですが。

100円ショップにいるときのなんでも作れるできる感は何なんでしょうね?
ショップにいるときは天才発明家でなんでも作れる気持ちなのに、帰ってきたとたんピポサルヘルメットを取られた猿になってしまう。

そんなわけで買った物を1ヶ月ほど放置して、もう捨ててもいいかなと思いましたが。
液体の水性ニスを捨てるには布に染み込ませ燃えるゴミに出す必要があって面倒なので当初の目的通り塗ることにしました。
怠惰に勝てるのは怠惰だけ、はっきりわかるんだね。

無知の知のちに愚か

とりあえず木工初心者なのでいろいろなサイトで水性ニスの塗り方を調べてみました。

私は何かを始める時には先駆者やプロの話を必ず調べるようにしています。
初心者は無知ゆえに大切なことを省いたりアドバイスを面倒だと思い無視したりしてしがちですが。
たとえ今は理由がわからなくても先駆者がやっていることには理由があります。
そこを知り大切にすることで転ばぬ先の杖とするわけです。
今のインターネットの時代には山ほど先駆者の失敗や成功があるからいい時代です。
『賢者は歴史に学び愚者は経験に学ぶ』なんて名言もありますからね。
最初から完全を目指す必要は無くてもわざわざ失敗をする必要はありません。

調べてわかったことは

室内でやったほうがいい
塗る前に少しヤスルと良い
ニスは2回塗ったほうがいい
とにかく薄く塗ったほうがいい、薄く塗るのに布を使ったりする。
数時間、できれば長めによく乾かす。せっかちはよくない。

ってことがわかりました。

そこで私は

室内が汚れるのは嫌なので外で
昔買った放置されていたサンドペーパーで少しヤスリ
2回塗りぐらいしようかなと決め
半日で終わらせたいから感想は1時間でいいや

と大胆にオリチャーを発動し塗りはじめました。
話だけみてもよくわからないからね、やってみればなんか掴めるでしょ!
やっぱ経験ですよ!経験!!

1回目の塗り終わり

わーお、意外ときれいに塗れています!
薄く塗るの面倒だしなんか少し厚めに塗ったほうがきれいなんじゃね?と思い少し塗りが厚くなりましたがまるでチョコレートみたいできれいです。
ハケで塗ると端っこに塗料の溜まりができるのが気になりますが、まあいいでしょ。
私は天才かもしれません、こりゃ将来は大工さんかな?

乾燥が終わって2回めの塗り

塗りムラがあって筋状の変に濃いところがあって良くないですね。
あと外に置いてるのでゴミもちょっとついてる。
なにより致命的なのはダンボールに裏がくっついてしまった木片があったこと、多分多かった塗料がくっついちゃったんでしょうね。
とりあえずヤスってダンボールは取りましたがやっぱ薄くきれいに塗るのは大切です。
参考にみたサイトでスポンジを使って拭き取ると良いとか、布(タオルは駄目)で塗ると初心者でも薄く塗れて良いとか書いてある理由がよくわかります。
こいつ事前に読んだことなのに経験して初めて気がついたみたいなこと言ってんな、やはり愚者か。

次からは拭くための布かスポンジを用意しようと思いますが、とりあえず今回は面倒だし途中でやること変えて結果がよくわからなくなると嫌なので同じ道具を使いますが、今回は気持ち薄目に塗りました。
あと、くっつくのはさすがに困るので外にあった石の上において乾燥させます。

完成!

参考までに使ったニスのボトルのサンプル画像と一緒に置きましたが。
やはり塗りにむらがありますね、逆にむらの無い一番左上はかなりきれいに塗れています。
2回目の塗りの時に段ボールがくっついてるのを見てわりと絶望的な気持ちになりましたが、こうみると割とよくできています。
まあ、近くでみるとやはり汚いですし良いとは言えませんが自分で作ったと思うと愛着もあります。
まさにDIYあるあるでしょうね。

とりあえず水性ニスがまだ残っているのでまたセリアで木片を買って塗ってみようと思います。
こんどは布やスポンジを使った方法もやってみたいですね、とにかく薄くむらの無いように塗りたいです。

小話「無知の知を生かせないのが僕」

事前に調べていながら面倒くさがって準備を怠り、慢心から薄く塗ることをやめてしまったので正直この結果も過程の割にきれいにできたなって気持ちなのですが。
無知の知でしっかりと調べて対策も知りながら失敗してるのは
「無知の知って一文字変えたらむちむちだな」って普段から思っている僕には必然の結果なのかもしれませんね。

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