そうだ、今日思ったことを書こう

今日小説を書いている友人と話して友人の好きな作品を見せてもらいました。
そこで書いてみたい方向性や私の問題点、見せてもらった作品を自分で書くならなどいろいろと考えてみたところ様々な発見がありました。

一つ目、字の文章の書き方

私は今まで登場人物の考えていることや場面を私の考えや文章に戻して書いていました。
例えるのなら
恐ろしい存在であるゾンビの大群が走って向かってくるのから逃げる場面を説明するのなら
ゾンビの大群が走ってくる、主人公はその数に恐怖し走って逃げだした。
と私は場面を書き起こしますが、そのまま伝えてはいけないと思いました。
なぜならしっかりと説明すればするほど臨場感がなくなるのです。

主人公がどんな場所にいるのか、ゾンビは主人公からみてどんな恐ろしい相手なのかを的確に書かずに書きたいのです。
例えるのなら
ゾンビの大群が押し寄せてくる(状況)、走って逃げているときにチラリと振り返って見た程度では大群はどこまで続いているのか見当もつかない。(主人公の主観的状況判断)
うまく書けなくて悔しいのですが、状況を正しく説明するのではなく臨場感が伝わってほしいと考えます。
100や200と数を出すのはわかりやすいですが的確な状況説明は臨場感を失わせるのではないかと思ったのです。
『主人公には正確な数はわからない、でもとにかくたくさんいるのはわかる。』
そのときに主人公の主観的な状況判断をいれるといいのではないのかと考えました。
例えるのなら。部屋にGが出たとき背筋が凍り、一瞬の判断の遅れが相手に逃げる隙を与え。部屋全体に張り詰めた空気をめぐらせ時計の秒針音すらも聞こえてくる。
あの感じを文章で臨場感を与えるように書けたら私はレベルが上がるはずです。
あの恐ろしさは状況を的確に書くだけでは伝えられません。

二つ目、キャラクターの気持ちと背景の説明のバランス

今までは両方をたくさん書くことで私の考えていることが伝わると考えていました。
ただ、確証はありませんが今はなんとなく違う気がします。
もし、主人公が私であったとき考えを書ききりどんな場面なのかをすべて思うままに書いた場合。それは小説ではなく芝居の台本なのだと思います。
だから書かないというわけではなく、私の中でもはっきりとした答えはでないのですが詩やポエムが参考になるのではないかと考えます。

三つ目、キャラクターの個性のかき分け

『大切な用事がある日、家を出る前に見た星座占いが1位で気分が良い』と書きたいとき、今まではキャラクターは占いが1位でなぜ気分が良いのかを私は普通基準で考えていました。1位はうれしいという常識は書くほどのことではない常識なので書き込むことはしませんでした。
ですが、しっかりとキャラクターはなぜ1位だと気分が良いのかを考えるといろいろな理由が思いつきます。
1番になれたから、最下位ではないから、昔1位だったときに良いことがあったから。
ですが、キャラクターはそのことをしっかりと自覚して喜んでいるのかと言えば違うでしょう。今までの生活や思想が下地にあって無意識に喜んでいるはずです。
だから感情としてアウトプットされるのは「占いが1位でうれしい」
これからは『~でうれしい、だって~だから』を特別に書かずとも今までのキャラクターの雰囲気から読み取れるレベルに作りこみ野暮に多く語らずとも感じ取らせる文章を書けたらと思います。
例えるのなら

今日の占いは1位だった、大切な用事でもほかの星座の人よりうまくやれるだろと思えて気分が良くなった。
今日の占いは1位だった、少なくとも今日の大切な用事で悪いことが起きないと思えて気分がよくなった。
この二つの精神的違いを語らずに読み取ってもらえる文章を作りたいです。

四つ目、文章で遊ぶ

用事が終わって調子にのって気分が明るいときに周りが明るく見えた精神状態を書くときに

用事が終わり外に出た時、風は道を開け鳥は私のために歌い太陽は私だけを強く照らしているようだ。と書くのと
用事がうまくいき今日はとても気分が良い、いつもの場所も普段より明るく見える。と書くのでは与える印象が違うだろうとおもったのです。うまく文章によって与える印象をかき分けたいです。


以上のことを明日の私は頑張ってください。
今日の私は寝ます。

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