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ボツ記事

これの続き

前回は良いところもあれば不満の残る場所もあるって感じの文章を作りました

個人的に気になるのは主人公とヒロインのキャラのブレですね
キャラが自由に動き出すってのを理解した気がします

まあ今すぐ直すか?っていうとそうではなく、この作品は日常系なのでブレも妥協できるラインです

それよりも今は続きを書きたい

なので今日はサンプル3を書きたいと思います

前回のサンプル2では日常を書いたので
最初に立てたロードマップでは次は「何かできないかと少し考える」フェーズですね

何で主人公は何もできないと常識的に考えていることに疑問を持つのか、それが個人的に一番の難しいところですね

今回は物語上大切にしたい部分なのでキャラのブレに気を付けてみます

サンプル3

週末の学校が休みの日、私は幼馴染の家にいた

だからと言って別に何かをするわけでもなく暇だから一緒にいるという感じだ

私は本を読んでいるし彼女はパソコンを使って何かをしている

私にはその距離感がとても心地よかった

でも私は少し前から読んでいる近代の歴史の本を閉じ彼女に尋ねた

「ねえ、宇宙脱出計画は何で頓挫したの?」

私にはずっと不思議だった、頓挫したとき放出された食料は山のようにあるのに肝心の宇宙の話は頓挫した以外聞いたことが無かったからだ

「・・・うーん、難しい話はわからないけど人間には負荷が高すぎるんじゃないかって話を聞いたのよね」

突然の質問に彼女は体をこちらに向け少し悩みつつも常識や想像を交え話をしてくれた

「まず宇宙飛行士ってのが職業にあるぐらい宇宙ってのは過酷らしいんだよ、それに送れる荷物にも限度がある」

「だからまず全人類を乗せて宇宙を彷徨うのは不可能なのよ」

「だからといって選ばれた人間だけを乗せて彷徨うって言ったらみんなが許可するはずがない」

「だから爆発範囲の外にコロニーを作ってそこに皆を移住させようって計画が立った、でもそれも現実的ではなかったの」

「とにかく技術が足りなかった、隣の星に人ひとり送って喜んでたら100年の内40年が過ぎてた、そんなレベル」

「でも他の技術は確実に進歩してた、だから200年腐らないチョコレートやクッキーは大量に生産して貯蓄できた」

「だから頓挫って言うよりタイムアップまで戦うのを諦めたって言うのが正しいと思うのよね」

話してくれている彼女には当然の事なのだろう、ただ私にはタイムアップという言葉が重くのしかかる

もし爆発が200年後だったら、もし宇宙技術がもっと進んでたら。そんな「かもしれない」が私の中で浮かんでは消えていった

そんな中途半端な「たられば」を持った私の心を読んだのだろうか、彼女は次に聞こうと思っていたことを続けた

「技術不足って話をするなら爆弾の解体計画が難航してるのも同じこと」

「私たちは70年前に町一つを消せる爆弾を作って大騒ぎしてたの、そのとき私たちの足元に星一つ消せる爆弾があることも知らずに」

「爆弾の構造はわからなかった、そもそも何がわからないってことがわからなかった。だから材質の調査から初めて大変なことに気が付いた」

「構成してる物質は全てこの星にはないものだった、作ったやつらは解析されないように計算して作ったんだろうね」

「それこそ私たちは最近になって『がんばって調べていた個所はダミーだった』ってことに技術が追い付いて気が付いたんだよ」

「だからこっちは諦めては無いけどタイムアップは見えてるのよね」

知っていることは全部教えてくれたのだろう彼女は話終わるとパソコンに向き直り「話は終わり」と言いたげにキーボードを叩き始めた

このときの私はきっと読んでいた絵本がバッドエンドだった園児のような顔をしていただろう

それでも私は聞いた話を自分の中で処理しようとした、でも処理しようとすればするほど「タイムアップ」という単語が引っかかった

だから私は我慢ができずに終わった話を続けてしまう

「でももし奇跡的にあたりを引いたら爆弾は解除できるの?そうじゃなくても爆弾を宇宙に打ち上げちゃうとか!!」

きっとこのときの私はダダをこねる子供のようだったに違いない、でも長い付き合いの彼女だからこのときの私に事実が必要だと考えたのだろう

「調べてそれが当たりってことはわかって今度は解除の方法を探すの?それ30年で終わると思う?あとそんな悪趣味な爆弾つくる奴がそんな初歩的なことに気が付かないはずがない」

それは彼女なりの事実だった、でも私の求めてるものではなかった

だから求めてしまったんだろう、私の求める安心できる回答を。私は言って欲しかったんだろう「まだチャンスは限りなく低いけど残ってる」と

「でも無いの?なんとかなる何かは無いの?実は不発の可能性があるとか!だって何千年と埋まってたんでしょ!」

でもだってと繰り返す私に彼女は怒りが溜まったのだろう、子供を叱る親のように私に強い口調で言い聞かせるように

「無理なものは無理なの!そうなってるの!」

と会話の終了を突き付けた

そのあと私はどうしても本を読む気にもなれずその日は窓の外をずっと眺めて夕方になったら家に帰った

私は外を眺めていて彼女はパソコンに向かっている

私にはその距離感がとても心地よかったはずだった

だからこそ今日の私たちは少し変だったのだろう

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