ポエム そうだ、何か書こう

そうだ、何か書こう

私は突然クリエイティブなことを発作的にしたくなるときがあります
そんなわけで今回は小説?ショートショート?のプロップ?を垂れ流してみることにします

あらすじ

昔々、遠い未来の話

ある星にとんでもない罪人集団がいた、とてもではないがその星の罪状では裁けないほどだ
そこでその星の住民たちはとんでもない裁きを考え出した

特定の条件で爆発する爆弾を埋めた星に罪人集団を送り文明が発達し繁栄した段階で子孫もろとも星を爆発させるという裁きだ

罪人たちとその子孫は人類の歴史をなぞるように文明を発達させ、共に助け合い、殺し合い、奪い合った

そしてその子孫たちが過去例をみない大規模爆弾を開発したとき、爆弾のカウンターが100年を指した

この物語はタイマー起動から70年が過ぎた未来の今日の話である

設定

主人公は歴史が好きで世界に滅びて欲しくない
→「そこまで強く願ってるわけではないんだ、難しいのはわかるけどどこか奇跡を信じてる、そんな感じ」
「滅びて欲しくないけど滅びるだろうなーって思ってる」

ヒロインは化学が好きで世界が滅びても良いと思ってる
→「滅びても良いって言うか目標が遠すぎて諦めてると言うか」
「とにかく無理なものは諦めて人生を楽しむしかないのよね」

基本的には日常系、この世界では理系がエリートで文系はランクが低いとされている(隠れ設定)
→「しっかしなんで歴史なんて勉強してるの?」
「好きだから・・・」
「歴史勉強したら世界は滅びないの?」
「・・・」
「ごめんって、ジュース奢るから許して」

→「理系として状況はどう思うの?」
「私化学系だから専門外だけど絶望的だと思うね」
「やっぱそうなんだ」
「200年延長できればねー、ワンチャンあるっしょ!って感じ」
「君たまに変な言葉使うな」

世界は滅びてない、でも子供は少ない(辛い目に合わせたくないから)
→「しっかし若い人がいないね、こう少ないと世界が終わってなくても似たようなもんだ」
「あんまり変なこと言わない」

子どもが少ないから遊び相手として二人は仲良くなった
→「ほんとに話が合わない、文系と理系の違いかな?」
「そもそも君が合わせる気が無いからね」
「そういうとこだぞ」

星に爆弾を仕掛けた星はわからない(遠すぎる?)
→「こんな根暗な嫌味なやつらだから爆発の時は祝杯でも挙げるのかな?」
「そこに文明が残ってたらね」
「確かに根暗で嫌味なやつが仲良く繁栄してるはずないか」

大規模爆弾は使わなかった
→「しかし爆弾作って爆弾が作動するって皮肉な話よね」
「しかも共通の目標ができたおかげで世界は平和になった」
「『わかればよろしい』って言ってタイマーを止めてもいいのにね」

食品は宇宙脱出計画(頓挫)のなごりの缶詰が主食(今の人類の数なら100年は食べて暮らせる)
週末は普通の食品を食べる
→「なんでもっと美味しく作れなかったんだろうね?」
「味よりカロリー重視だからね、おいしすぎて食べ過ぎたら困るからだって」
「宇宙船の閉鎖空間でその生活って・・・そこまでして生き残りたいかね?」

世界的にパッケージを宇宙に飛ばすのが流行している
→星が爆発するからメッセージを残したい
→「私も飛ばしてみようかな」
「ブームに乗るなんて珍しい、なんかあったの?」
「パッケージにレシートを入れて星は滅びても資本主義は滅びないってメッセージを込めてみようかとね」
「回りくどい無駄な情報だ」
「そんなことでも誰も伝えなかったら失われちゃうでしょ?歴史家さん?」

ヒロインも飛ばすことにする、主人公は星の記録だなんだを乗せようとするがヒロインが勝手に何かを入れて飛ばしてしまう
→「そんな記録なんて私たちが飛ばさなくても誰かが飛ばすわ」
「だからもっと面白いものを飛ばすの!」
「それを見た時この星を爆破なんてする必要が無かったって思わせるようなね!」

終わり方

その後年月が過ぎ世界も緩やかに終わりを受け入れるようになった
人々は辛い事実から目を背けるように普段の生活を繰り返した
上がると思われていた犯罪率が上がらなかったのは自分たちは最後まで裁かれる必要の無い人間だというメッセージだったのかもしれない
そして30年後罪人たちは処刑された
ここに生物が存在した記録すらも残らない
宇宙始まって以来のもっとも残酷な刑だった

今でもどこかでパッケージはさまよい続ける、きっと中身をみた人は首をかしげるだろう。そこには学校の愚痴や登場するふたりの紹介、そして恋の悩みなどのふたりの日常の記録があるだけなのだから

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